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09/15:紛失の患者情報がINETで公開される

 和歌山県立医科大学付属病院の看護記録・カルテなどを記録した光ディスクが紛失し、その内容の一部がインターネットのホームページ上で公開されるという事件が起こりました(朝日新聞 H11.9.15 報道)

 ホームページは「医療事故防止対策研究会」のタイトルで、複数のプロバイダー(接続業者)で公開されています。特に同病院で1994年に起こった幼児へのミルク誤注入事件など3件の治療について、経緯やカルテ、看護記録、担当した医師の顔写真と個人名まで記載し関係者の責任を問うような内容でした。

 同医大では、何者かが病院内部から光ディスクを盗んだ可能性があるとして、和歌山県警に被害届を提出する一方、学内に調査委員会を設置して個人情報の管理態勢やホームページ上で指摘されている処置内容の調査を始めました。

 こういった手段で、日本の医療がよくなると思っているのでしょうか、、。


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