タイトル:メディカル・ネチケット

12/24:青酸カリをネットで入手、自殺幇助の疑い
1998年12月中頃、東京都杉並区の女性が宅配便で送られてきたカプセル入りの毒物を服薬し、病院に運ばれて死亡した。宅配便の送り状に書かれていた携帯電話に医師が連絡したところ電話にでた男が青酸化合物を送ったことを話した。その後その男も青酸カリを内服し死亡した。

死亡した東京都の女性がその男性との接点は自殺の方法について紹介されたホームページであった。そのホームページではその男子が自殺を希望する利用者にその方法について詳細を伝え、なおかつ8名に青酸カリを送っており、また約3000人の致死量に相当する青酸505グラムも購入していたことが判明した。

【コメント】自殺に関する情報がまさか医療情報だとは思いませんが、インターネットの利用者で医薬に詳しい知識を持つ者がイタズラに情報を提供し死者が出たという点では触れないわけにはいきません。

以前から医療情報を利用する際の注意点を啓発して行かなくてはならないと考えていたのですが、この事件がきっかけで「メディカル・ネチケット」の製作に弾みがかかりました。

こうした自殺や悪質な犯罪に対しては「メディカル・ネチケット」などの啓発運動などは全くの無力に等しいですが、インターネットを利用されている人の大多数は良識のある方だと信じて、微力を尽くして行くつもりです。


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