演題インフルエンザの院内感染防止システムについて演者
ーー待合室は必要ないのではないかーー○小島崇嗣1)、木村彰宏2)所属1) 小島医院(兵庫県 三木市)抄録
2) いたやどクリニック(神戸市)インフルエンザの院内感染の多くは待合室での感染ではないかと考えられる。そこで、当院では待合室をなくすことができないかと考えて、以下の取り組みを行っている。その概要は、駐車場も含めて待合い場所とすることが出来れば待合室で多くの患者さんがいっしょに待つことがなくなるのではないかと考えた。まず、診察予約をしてから来院して頂く。来院されたら日本テクニカルサービス(株)の呼び出しカードを渡して車で待って頂く。診察の順番がくれば呼び出して院内の待合室に入って頂く。一組の診察が終了すると次の患者さんを呼び出す、というようにして診察を行う。院内での感染防止システムは、シャープの業務用イオンクラスターを院内に10台設置して院内感染を防止している。このようなシステムで今年6月から診察業務を行っているが比較的スムーズに診察が行えている。1日の患者数が100名以下であれば実地可能なシステムである。