演題麻疹・風疹ワクチン第1期接種時の啼泣パターン所属・演者やまいりこどもクリニック 山入高志抄録予防接種時の啼泣について、啼泣の時期や強さに注目し、そのパ ターンの分析を試みた。
対象:当院で麻疹・風疹ワクチンを接種した1歳児76名を後方視的に分析した。
方法:予防接種の手順を予診1(問診・胸部聴診)、予診 2(咽頭診察)、接種(注射)の3ステージに分け、それぞれの場面における啼泣をなし(0)軽い(1)中程度(2)強い(3)の4段階で判定し、予診1を3桁、予診2を2桁、接種を1桁の数字として表現した。具体的には0〜333の数字として表現される。
結果:1)28例(37%)は啼泣がみられなかった(0)。2)17例(22%)は接種時のみ啼泣がみられ た(1,2)。3)咽頭診察時からの啼泣(12)は2例と少 なかった。4)問診・胸部診察時から啼泣がみられたのは23例(30%)(111〜333)で、予防接種全体を通じて強い啼泣がみられた(333)は8例(11%)であった。