第13回近畿外来小児科学研究会:開催日 2007-11-04
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特別講演(1)

演題
気軽に楽しむ外来リサーチ −アイディアからエビデンスへ−
演者
鈴江純史
所属
すずえこどもクリニック(徳島市)
抄録

 外来で気軽に楽しむリサーチとはどういうもので、どんな意義があるのでしょうか?取り組みの動機からは、医療技術の向上、地域への情報発信、自身の楽しみやモチベーション向上、新発見と応用など種々あるでしょう。そして意義は、プラマリケアで気づいたありふれた疑問の、自らによる解決と思います。リサーチが完成するには、アイディアの着眼から、その解決への動機付けを経て、新たな解決策を模索していく過程があります。そして、最後にエビデンスとして評価することが重要と言われます。リサーチ活動を気軽に初めて良いのですが、一般外来で質の高いリサーチ活動をすることは必ずしも容易なことではありません。

 小生は主に調査研究方法検討会での活動を経て、個人的な外来リサーチを自分のできる範囲で肩肘をはらずに続けてきました。本講演では、特にアイディアの着眼からエビデンスにいたるまでの過程に焦点を当て、自身の経験を振り返りながら外来リサーチの楽しみ方を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。


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