吸入薬はお薬が直接気管支に届くために、内服による全身投与に比べ少ない量で大きな効果が現れます。そのため小児の喘息に対しても積極的に用いられています。MDI(定量噴霧式吸入器)も怖がるお子さんに対してスペーサーやリザーバーを用いることによって利用できる事もありますが、幼いお子さんではそれでもなお難しい場合があるようです。
電動式のネブライザーなら幼いお子さんでも利用可能で、喘息発作を頻回に起こすお子さんに使用を勧める医師も増えています。また喘息を「ゼロ・レベル」で管理する事の重要性が認識され、電動式ネブライザーなどを積極的に用いた治療を行う場合もあります。
■ 吸入薬剤の説明
抗アレルギー剤、気管支拡張剤、去痰剤、その他■ 吸入の方法
→ 共通する問題点がありますので「吸入薬と喘息死」もご覧下さい。
電動ネブライザーについて
■ 吸入器(ネブライザー)の種類