- ■ 個人が特定される記述は避ける。
- 注意することは電子メールで相談をする場合とよく似ていますが、違うことは医療関係者との交信を他者も見ている事です。ですから個人が特定される記述は避けるべきです。しかし匿名だからといって責任のない発言は慎みましょう。
- ■ 特定の医療機関や関係者を名指しにしない。
- 医療機関の名前をだして相談すると、その医療機関に迷惑がかかる場合があります。「たいへんよい先生がこちらにおられる」といった情報も、投稿するのがよいかどうかも思案のしどころです。全ての患者さんにふさわしいとは限りませんし、もしも急に多数の患者さんが受診すれば、その医療機関で質のよい診療は望めなくなります。
- ■ 医療相談なら専門のサービスを。
- 医療関係者だけに聞きたい質問や相談なら、医療相談をしているサービスを利用しましょう。公開の電子掲示板やメーリングリストには、匿名の方の交流が多くなりコメントがどういう立場の方か不明瞭な場合があります。それでも回答を求めたいのなら、どういった立場の方からのアドバイスを受けたいのか明瞭にしておきましょう。また回答する側も職種など立場を明らかにしておくべきです。
- ■ 分かりやすいタイトルをつける。
- 多数の患者さんの体験談は同じ疾患で悩む方に励ましや回復のきっかけを与える可能性があります。質問とそのアドバイスのやり取りは、後からご覧になる方にとっても大事な情報源となります。他の患者さんのためにも相応しいタイトルで投稿するようにしましょう。メーリングリストや電子会議室の管理者も分かりやすいログを残そうと努力されているとはずです。
- ■ 相談後の経過報告をしよう。
- アドバイスした医療関係者は、その後かかりつけの医療機関との信頼関係に悪い影響が出ていないか、症状が悪化したりはしていないかなどが、気がかりになります。できれば相談後の経過報告をされるといいです。そしてそれは、他の患者さんにとってもよい情報源となります。
- ■ 情報はお薬と同じ。
- あなたに処方されたお薬がよく効いても、他の患者さんにも同じ効果をもたらすかどうかは分かりません。医療関係者からの説明も同じです。あなたが受けた説明が他の患者さんにも当てはまるかどうかはわかりません。ご自身の体験談や同じ病気で悩む方への励みになるメッセージは喜ばれますが、患者さん同志の医療情報の提供は、その患者さんに役立つとは限りません。