第16回近畿外来小児科学研究会:開催日 2009-04-12
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演題
小児科診療現場でのちょっとした工夫
所属・演者
くまがいこどもクリニック(尼崎市)  朝賀智恵子、中村 朱里、道之前直美、森田多恵子、金武 恵美、櫻井 淑子、新垣 純子(看)
抄録

 当クリニックは小児科単科の診療所であり、受診者はほぼ100%子どもで、3歳未満が60%を占める。

 初診患者については、ナースが待合室で予診を取ることによって重症者や感染の恐れのある子を見分ける、いわゆるトリアージ機能も果たしている。

 保育士を待合室に配置して、遊びや兄弟の世話をするだけではなく、気軽に育児相談を受けたり、共感的態度で悩みを聞いたりしている。診察の介助は時にはするが、子どもに嫌われることがないよう、採血や点滴の際の押さえ役はしない。

 隔離室、レントゲン室とは呼ばずに部屋に番号を付け、使っているかどうかの表示をしている。

 その他、ちょっとした工夫として、入り口と出口、診察台の汚れ防止、採血台の利用、健診時の衣服の着脱、室内の装飾、聴診器の保温など小ネタを紹介する。すでに実践しておられる方も多いと考えるが、議論の呼び水となれば幸いである。


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