演題麻しん風しん混合ワクチン3期、4期集団接種の報告所属・演者ふじおか小児科(富田林市) 藤岡 雅司抄録中高生対象の3期、4期の麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種が平成20年4月から開始された。導入に際し、国は定期(一類疾病)の予防接種実施要領を改定し、中高生が少しでも接種を受けやすくなる環境を整えた。すなわち、保護者の同伴要件を緩和し、集団接種の安全基準を明示したことである。富田林市では、市内の市立中学8校と府立高校3校で集団接種を実施し、接種率の低迷する大阪府において比較的高い接種率(2月末で、3期 89.3%、4期 72.2%)を達成している。当日は、学校での集団接種実施に至る経緯やその具体的方法、問題点などを報告する。