演題インフルエンザの診療、みんなはこうしている所属・演者川崎こどもクリニック(貝塚市) 川崎康寛抄録前回の当研究会会場で、インフルエンザ迅速検査の実施状況を中心としたアンケートを実施し、研究会参加者99名のうち58名から回答を得た。
迅速検査は9名が発熱児ほぼ全例で、49名が症例を選びながらも積極的に実施していた。検査陽性例に対しての抗インフルエンザ薬の投与は、21名がほぼ全例に処方、10名があまり処方しないとしていたが、12名が保護者の希望でという回答であった。
使用されている検査キットは、エスプラインが16名、キャピリアが14名と多く、この2者以外はいずれも少数の使用であった。検体は、鼻腔ぬぐい液が57名、鼻汁鼻かみ液が29名、鼻腔吸引液が12名などであり、全例で鼻腔ぬぐい液を使用するとした者は24名であった。鼻かみ液の採取は14名が市販樹脂ラップ、4人が専用品を使用しているが、処置用防水シートを切ったものやポリ袋を使用している者もあった。