第15回近畿外来小児科学研究会:開催日 2008-11-23
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演題
ダニアレルギー発症と環境因子との関連について?
所属・演者
にしむら小児科  西村 龍夫
抄録

 ダニアレルギーは小児で最も多く見られるアレルギーであり,気管支喘息やアレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎などの原因となる.先進国における感染症の減少が,こういったアレルギー疾患の増加させた原因であると考えられている.近年,乳児期早期からの集団生活や,兄弟からの感染がアレルギー疾患を減らし,逆に乳児期の抗生物質の投与がアレルギー疾患を増やすという報告が相次いでいる.開業医レベルで前向きの大規模調査を行うことはできないが,かかりつけ児の中でアレルギーがあるかどうかを調べ,retorospectiveに検討することは可能である.

 今回,電子カルテに残されたデータから,かかりつけと思われる児を抽出し,ダニアレルギーの診断の有無で,保育所入所年齢や兄弟の数,乳児期の抗生物質投与に差があるかどうかを調べた.現在集計途中であり,結果は研究会当日に発表する.


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