第14回近畿外来小児科学研究会:開催日 2008-04-20
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演題
MRワクチン接種率向上にむけての取り組み
所属・演者
松下こどもクリニック  松下 享
抄録

 第2期MRワクチンの接種率を上げるために、平成18年度には以下の対策を講じた。【1】市の広報に案内文を掲載(6回)、【2】市内保育園・幼稚園への案内(3回)、【3】就学時健診会場での案内、【4】学校説明に出向いての直接案内。その結果、【1】〜【3】を実施した前後では接種率はほとんど変化しなかったが、【4】を実施後は急激な上昇を認め、最終的には83%の接種率となった。年度末であったことも影響したと思われるが、直接の説明は効果があったと思われる。また第3期MRワクチンの接種率を上げるために、以下の方法を計画・実施している。【1】3月中に小学校6年生全員に案内文を学校で配布する、【2】月になって中学1年生に対して個別案内を実施する、【3】毎月、各学校での接種者を把握して(接種者は接種証明書を提出)、未接種者には接種勧奨を繰り返す。以上の方法を実施しつつ接種率の動向を調査し、効果がない場合は更なる対応を考慮することとしている。


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