- 演題
- 4.39℃以上の発熱を来たした3−36ヶ月児の病態に関する多施設共同調査
- 演者
- 西村 龍夫
- 所属
- にしむら小児科(柏原市
- 抄録
- 参加施設(6施設)を受診した患者の中で、3-36ヶ月の月齢で39℃以上の発熱のある児を対象とし、白血球数、CRP値、血液培養検査を必須として、可能な限り最終診断を行い、その後の追跡調査を行った。対象症例 158例(男児93例 女児65例)。白血球数は 12903±6915 (mean±SD)、CRP値は 2.68±4.05 (mean±SD)、血液培養で有意と思われる陽性例は6例(3.8%)あった。
明らかな細菌感染が証明されたものは10例(6.3%)、血液検査から細菌感染が疑わしいもの(判断基準、WBC15000以上かつ好中球10000以上、またはCRP5.0以上)は41例(25.9%)であった。