- 演題
- 溶連菌迅速検査陽性率の施設間比較の1年間のまとめ
- 演者
- ○清水 健
- 所属
- 近畿外来小児科学研究グループ(KAPSG) しみず小児科
- 抄録
- 19施設が参加した近畿地区グループ研究で、溶連菌迅速検査陽性率の施設間比較を2002年1月から12月まで行った。受診者総数が205,534名で検査率が1.11%、陽性率が55.2%、溶連菌頻度が0.63%、男女比が1:0.78、再発率が5.74%であった。月別の集計では、溶連菌感染症は5月と6月が多く、8月と9月が少なかった。年齢別では4ヶ月から19才7ヶ月まで認め、中央値が5才10ヶ月であった。施設間では検査率が0.43%から3.39%まで、陽性率は30.1%から92%まで、再発率は0%から28.2%まで幅があった。検査率が高い施設は、溶連菌頻度は高いが、陽性率が低い傾向が見られた。この研究は2年間を予定している。