- 演題
- 乳児検診時のエコー検査
- 演者
- ○高橋良明
- 所属
- 医療法人湖明会たかはし小児科循環器科医院(大津市)
- 抄録
- 【目的】過去11年間1512例の乳児検診時に全例、頭部、胸部、腹部にエコー検査を行ってきた。
【方法】乳児検診を行った1512例全例をアロカSSD2200で頭部、胸部、腹部を5MHZのプローブを用いてスクリーニングを行った、年齢は0歳〜4歳である。【結果】発見した先天性心疾患は45例(完全大血管転換症2例、ファロー四徴症1例、三心房心1例など)腹部疾患では卵巣のう腫1例、膣閉鎖1例、後腹膜腫瘍1例などの他腎尿路系の異常43例、うち水腎症32例、膀胱尿路逆流(以後VUR)6例、巨大尿管症2例、腎低形成3例(うち2例はVURに合併)、のう胞腎1例であった。
【考察】乳児検診時においてエコー検査を行い多数の異常例を発見できた。今後、股関節エコーも含めて症例を増やしていく予定である。