第3回近畿外来小児科学研究会・一般演題抄録
演題
私たちにもできる医学教育
演者
○熊谷直樹
所属
くまがいこどもクリニック(尼崎市)
抄録
 日本外来小児科学会教育検討委員会は、1999年から医学生を対象に、プライマリ・ケアの概念と重要性を理解させることを目的として、ボランティアで小児科クリニック実習を始めた。現在、指導小児科医は141名で、実習参加学生は延べ237名となった。実習後の学生たちの評価は「大学にない小児科学を経験できた」「医のありかたをを考えるいい機会となった」など良好であった。

 このボランティア実習をはじめとして、私たち開業医にもできる医学教育として、大学での「外来小児科学」講義や、カリキュラムの一環として、さらには研修医に対する卒後研修としてのクリニック実習が考えられる。

 近畿地方の小児科医のみなさん、医学教育の一翼を担いませんか。