- 演題
- 外来でできる育児支援(お母さんとの交換ノートの活用)
- 演者
- 藤田 位
- 所属
- 藤田小児科
- 抄録
- 子どもの虐待問題に限らず、少子化社会の今、小児科医に望まれているのは育児支援としての視点である。しかし外来小児科医が短い診療時間内に母親の育児不安に気づくことは容易ではない。
私たちは平成8年よりお母さんとの連絡ノート(コアラノート)を作成した。診察前に症状や家庭での日常生活を記載してもらい診療の手助けとしたり、診察中に言い忘れたことや特に伝えたいことを記載することにより、母親との意志の疎通を図ってきた。
今回はコアラノートから垣間見る母親の本音の一部を紹介し、ご批判を仰ぎたい。