喘息は気管支の過敏症なので、発作を起こすと気管支が過敏になりその結果又、発作が起きやすくなりますます気管支が過敏になるという悪循環になり、ひどくなるといわれました。
明らかにゼイゼイが聞こえるときや咳がとてもひどいときは吸入をして下さるのですが、小さなゼイゼイは神経質にならずにほっておいていいと言われました。小さなゼイゼイの時も咳は止まらず結局最後はメプチンなどの発作止めを飲むまで止まりません。
聴診器でわかる程度の小さなゼイゼイはほっておいても大丈夫なのでしょうか。
このくらいでは気管支に影響はないのでしょうか。
ほっておいて過敏症が亢進しないか心配で夜も眠れない日があります。
アドバイスよろしくお願いします。尚、テオロングの6時間後の血中濃度は6.6と言われました。
喘鳴がある以上、気管支で炎症が起きていることは確かだろうと思います。小さな喘鳴でも気管支の炎症であるには違いありませんから、治療するに越したことはないのかもしれません。
ただどの程度の喘鳴から治療が必要になるか、その判断の目安になるのは、日常生活がどの程度問題が生じているかによると私は思っています。
日常生活に何も支障がないのに将来気道過敏性が亢進するのを恐れて、あまりにもガッチリと薬剤で管理するのも、むしろ服薬により弊害が出そうですね。
>ほっておいて過敏症が亢進しないか心配で夜も眠れない日があります。
最近喘息患者さんの日常管理によく用いられる様になってきたピークフローメーターの数値の変化はその気管支の炎症の程度を反映していると言われています。ピークフローメーターの値の低下や大きな日内変動は喘息のコントロールが低下した状態です。
3歳ですとまだこのピークフローメーターを利用するには幼いですが、6〜7歳(早くて5歳)位になれば利用できるようになります。少し喘鳴が聞こえてもピークフローメーターの値を見ながらお薬の増量が必要かどうかの目安にすることが出来ます。それが利用できるようになれば心配で眠れない事はきっとなくなるでしょう。
それまでもうしばらく心配しないで、お子さんの喘息ばかりに目をとられないで、日常生活などお子さんを包括的に捉えて観察してあげて下さい。