抗生物質について

【作用と特徴】
 喘息の発作は上気道炎に誘発されて起こることが多く、発作を抑えるためには誘引となった上気道炎を治すことが重要となって来ます。

 上気道炎の多くはウイルスによることが多く、細菌感染に有効な抗生物質は不用であるはずなのですが、実際は抗生物質を投与した方が治癒し易いといわれています。また、喘息発作などで分泌物がいつも多く、それが気管内に細菌の温床を作り出すことになり予防的にも投与が必要な場合もあります。

【副作用】
 肝機能障害や蕁麻疹などのアレルギー症状です。今までにもらったお薬で蕁麻疹などがでたことのあるお子さんは、処方される前に医師に伝えて下さい。過去に蕁麻疹の出たお薬はなるべく使用しないようにします。抗生物質以外のお薬でも蕁麻疹などがでた場合には、処方された医師に伝えて下さい。


こどもと喘息治療の概略内服薬
 西藤こどもクリニック