代替フロンのことです。これまでの定量噴霧式吸入器(MDI)には、フロン(クロロフルオロカーボン:CFC)が多く使われてきました。しかしながらオゾン層の破壊などの問題から、国連環境計画のもとに1987年に、フロンの使用及び生産の規制に関する「オゾン層保護条約(モントリオール議定書)」が採択され、1995年末に生産が全廃されました。MDI製剤に限り現在もフロンの使用を認めていますが、この特別措置も2005年には全廃する計画です。
それに変わってMDIに多く用いられるようになったのが、「HFA-134a」です。これは塩素(Cl)が含まれておらずオゾン層を破壊する恐れがありません(図右側)。
最終修正:2003/05/25
記載:2003/05/25