室内環境のダニ抗原
室内環境、特に寝具中の中綿1g中にダニ抗原が2μg(百万分の2g)を超えると感作のリスクが増すことから、この数値が感作量として考えられ、WHOの基準値となっています。また、気管支喘息の場合、ダニ抗原量が中綿1g中に10μgを超えると、喘息発作を誘発すると考えられています。住居内のチリダニの好む繁殖場所としては畳、ジュウタン、布製のソファー、布団があげられます。1平方メートル当たり畳の表面で50-100匹、ジュウタン表面で1000-2000匹、布団表面で100-200匹であります。しかし、布団の中綿からは10万-200万匹のダニが発見されます。布団の中綿には畳、ジュウタン、ソファーのいずれよりも多くのダニがいます。