インターネットでも喘息に関する情報はたくさん得ることができますが、それでもやっぱり活字になった本は大切です。こちらでは喘息を理解する上でお勧めの書籍を紹介します。
■ 山本淳先生の新しい著書です。先生はお子さんがぜんそくと診断されて間もない家族を意識して書かれたと、いつかおっしゃっていたと思うのですが、今回の本も大変分かりやすく書かれています。当クリニック1番の推薦図書です。
著書名:よくわかる小児ぜんそくの本
著者:山本淳(星川小児クリニック院長)
出版社:主婦と生活社
定価:¥1200
ISBN4-391-12866-7H16.2.17 2刷発行
■ 在宅でのインタール+気管支拡張剤の定期吸入によるすぐれた治療成績を報告された西川清先生の著書です。またこの治療法の発見には著者の山本淳先生も深く関わっておられます。
この本の中では、発作が出た時だけ吸入するといった治療でなく「積極的ゼロレベル作戦」を強く勧められています。
また巻末には積極的ゼロレベル作戦を推進している医療機関のリストが掲載されています。著書名:小児喘息の最新治療 積極的ゼロレベル作戦とは 著者:西川清(国立療養所香川小児病院呼吸器科医長)
山本淳(星川小児クリニック院長)
出版社:講談社 健康ライブラリー
定価:¥1300
ISBN4-06-254025-8
■ 喘息のお子さんがおられる家族にとっては正にバイブルとも言えるべき本です。
喘息治療の本の多くがアレルギーの説明やその回避法、また日常生活の注意などを中心に説明しているのに対し、山本先生の著書では日常の制限はなるべく取り除き薬剤による積極的な管理を重点的に説明されています。この考えには私も賛同し、横浜で行われた小児アレルギー学会でお目にかかってからは、ネットワークでは一番中のいい先生になりました。
西川先生と共著の「小児喘息の最新治療」がやや読み物的な本であるのに対し、こちらの「小児喘息を治す本」は病態や薬剤など、個々に詳しく説明がなされ、ややリファレンス的にまとめられています。著書名:小児喘息を治す本
著者:山本淳(星川小児クリニック)
出版社:主婦と生活社
定価:¥1100
ISBN4-391-11550-6
■ NIFTY SERVE「すこやか村・喘息館」のフォーラムマネージャーの湖東先生が著された本です。込み入った説明が多い本の中で要点だけ簡潔にまとめられ大変分かりやすく書かれています。著書名:やさしい喘息の自己管理
著者:久保 裕(和歌山生協病院内科医長)
出版社:医薬ジャーナル社
定価:¥950
ISBN4-7532-1733-7
■ この著書も同じく久保先生が書かれた手引き書です。さすがたくさんの喘息患者さんから質問を受けてこられた久保先生らしく「Q and A」形式で大変分かりやすく説明されています。
著書名:ぜんそくQ&A
パーフェクトコントロールの手引き
著者:久保 裕(久保クリニック院長)
出版社:法研
定価:¥1200
ISBN4-87954-302-0■ 吸入ステロイド薬「キュバール」を発売されてる大日本製薬さんとシェリングプラウさんから配布されている、お子さん向けの喘息読本です。私が監修をしました。もしもお求めでしたら、キュバールを処方されている病院の先生に頼んでください。
著書名:きゅうちゃんおしえて!「ぜんそく」のこと
監修:西藤なるを(西藤こどもクリニック)
定価:無償配布
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